感謝

母の日のおもてなし

よくお金をかければ良いというものではない、というフレーズを耳にすることがあります。
いくら高いものをあげたところで、そこに心がこもっていなければ意味がないのだと言いたいのでしょう。
確かに心がこもっていなければ意味はないかも知れません。
でも、こういうことを言う人の心理はちょっと違います。
心のこもっている・いないではなく、お金をかけることそのものが悪だと思うことでコンプレックスから逃げている人が意外に多いです。

本来母の日のプレゼントはお母さんに対する感謝の気持ちを具体的な形にして示すモノのはずです。
お金をかければそれだけで良いというものではありませんが、決してかけてはいけないというものではありません。
お母さんに喜んでもらえるモノが高いのであれば、お財布が許す範囲で買っても決して悪いことではないのです。
長くなりましたが、結論として母の日のプレゼントは値段ではなく、お母さんに喜んでもらえる、自分の気持ちが伝わることを第一に考えましょうということです。

以前どこかで聞いた話ですが、1円もかけずにおもてなしの心でお母さんを感動させた人がいました。
その人は母の日の朝一番に、自転車に乗って出かけていきました。
夕方帰ってきた時、持って帰ってきたのは釣ってきた魚とわき水だったそうです。
夕食の場には、魚の塩焼きが並び、食事が終わるとそのわき水で入れたお茶が家族に振る舞われたそうです。
実際の所、お母さんはそれほど魚が好きではなかったそうですが、そのおもてなしの心に深く感動したのだとか。

手作りであるか既製品であるか、高価なものか安価なものか。
そんなことは問題ではありません。
ただその人を思い、その思いを行動に移せばそこには自然と感動が生まれます。

お母さんには毎日お世話になっているわけですから、特に母の日にこだわらず常に感謝をすれば良いことですが、キッカケがなければなかなか行動には移せないものです。
毎年なにもしない母の日を過ごしている人はもちろん、何かしらやっている人もこれを機に改めておもてなしの心を考え直してみてはいかがでしょうか。
もちろん父の日http://xn--u9jv32nhzh.tv/も忘れないでください。

Menu